初めて、夢小説(?)的なのを書きました。ほんっとに低クオリティです。
浅倉と堀宮をご存知の方に申し訳ない感じになっています・・・。
この話は、私が勝手に考えて「こうだったらいいなぁ」ってやつです。
まぁ、つまり妄想です。(設定的には堀たちは浅尾たちの先輩設定で創太とゆうなが後輩設定です。)
上部のことを踏まえて、さらにつまらないかもですが・・・
読んでいただけると嬉しいです。
もしも、浅倉に堀宮メンバーがデタラ...
いつものように、倉田と浅尾は教室から出た。階段に差し掛かった頃・・・
「ねぇ、蘭ちゃ」
ドンッーーー
倉田が誰かとぶつかり姿勢を崩した。
「く、倉田く、大丈夫?!」
「うん。大丈夫だよ。それより、君の方こそ大丈夫?!」
倉田は少しだけ目線の低い少年に手を出した。
「もうっ!創太っ!だから走るなってーーー」
後ろから追いかけてきたらしき少女が少年を叱った。それを、遮るように少年が呟いた。
「もぉ~、ゆうな、お姉ちゃんみたい。はぁ。」
「早く謝りなさいよ創太っ!!」
「わ~かってるって。ごめんなさい。」
倉田と浅尾は一瞬何が起きたとなったが、すぐに倉田は「こっちこそごめんね。」と謝った。
「ねぇ、君たち中学生?」
倉田は二人に聞いたが少年はまた走り出した。
「ちょっとっ!創太ぁ!!あっ、あの、はいそうです。あとすみませんでした。」
少女はそう頭を下げると少年を追いかけて行ってしまった。
「今の、見学の子かな?女の子の方すごくしっかりしてたね。それと、ついていけてた?蘭ちゃん。」
「・・・ついていけてたよっ!もう!!あっ、でも、すっごい仲が良さそうだったね。」
「そうだね。学校が同じなのかな。でも、なんか、慌ただしかったね。」
そう倉田が浅尾に言った直後悲鳴らしきものが聞こえた。
「きゃぁっ、仙石君っ、こんなとこに蜘蛛がっ!!」
「おい、やめろレミっ、それを持って近づくなっ!」
「可愛いぃ~。見て見てっ、仙石君っ!!」
中庭の方からの声だったらしい。倉田と浅尾は、この会話を聞いて少し引いた。
「レミ、わかったから、落ち着け、そしてそれをどっか遠くへやれ!!」
「え~、こんなに可愛いのにぃ~?」
「く、く、倉田君、今のは・・・」
「世の中には、い、いろんな人がいるんだよ・・・。」
そのまま倉田と浅尾は玄関へ行くことにした。
「ねぇっ、透、ここ全然変わってないよっ!懐かしくないっ?」
「おぉ、確かに全然変わってないな。まぁ十年もたってないしな。そしてお前のテンションもだな、吉川。」
「ちょっと、何その言い方~。何?まだ馬鹿だって言いたいの?」
倉田と浅尾は顔を見合わせた。
「あの人たち、卒業生かな。」
「うん、きっとそうだと思うよ。ここの卒業生なんじゃないかな。」
そして二人はそのまま、玄関へに着いた。すると、玄関先には安田が立っていた。
「あっ、安田じゃない。まだ先生続けられてるの?」
倉田が呼ぼうとしたとき、誰かが話しかけた。
「おぉ、堀か。あぁ、まあ先生は今日も楽しく女子高生と過ごしてるぞ。そして、お前も相変わらずその体型、いいぞ。」
「最低ね。」
その時、〝ドシッ″という音と共に安田が前のめりになった。
「安田も相変わらずだね。あ、ねぇ、まだ上がったよ!堀さん。」
「あっれぇ?安田だぁ~。って堀ぃ?あっ、宮村もいる~。懐かしいっ!」
さっきの〝吉川″と呼ばれてた人が居た。
「吉川か、お前も相変わらずだな。」
そう言いながら安田は吉川の頭に手を置いた。すると、また安田は前のめりになった。
「アァ、ホンドダナァ。ナツカシイナァ。」
そう言いながら、透は無表情で宮村同様安田の背中を蹴った。
「あっ、先生~。あれ?皆来てたの?仙石君っ、皆いるよ~」
「あ、綾崎か、お前ら本当に懐かしいな。どうした。急に集合しやがって。」
またまた、安田は前のめりになった。まぁ、理由は…ご察しの通り。
「まだ、居るのか。お前みたいな教師が。」
「っつ、たっく、どいつもこいつも背中を・・・それとお前ら先生つけろぉ!」
「宣誓ぇ~、どうしてまだ教師をやっていられるんですか~?」
「宮村ぁ、それじゃ、選手宣誓の〝せんせい″じゃねぇかっ。それに、俺が教師やってても別にいいだろっ!」
「ちょっと、ちょっと~、なーにこの井浦を置いて盛り上がってるんだよ~」
「あ、うるさいのが来たわね。」
「ちょ、堀さんっ?!それ酷くない?」
「あら?なんか賑やかだと思ってきてみたら。皆、来てたのね。」
「桜っ!!」
「あの~、皆さんお久しぶりです。」
一人の青年が来たことにより、また一人、また一人、と増え、場は一層盛り上がり始めた。
「あーっ!!やなぎんっ。」「おお、茜っ。」「や、柳君じゃないか!」
「なんか、全員集合しちゃったわね。それと仙石キモイわ。」
「なんだと、京ちゃん!だって、や、柳君が来てるんだぞ!!」
「会長キモーイ。」「俺も思う。」「なっ、石川君まで!」
「なんか井浦が来た時より盛り上がってない?酷くない?」
「井浦うるさい。」「よ、吉川さん・・・。ごめんなさい。」
「お前ら、いい加減にしろぉ!女子以外は帰れ!早くっ!」
「安田最低~。」「先生最低~。」「最低ね。」「先生・・・。」
女子一同、冷ややかな目、男子一同、足の準備をした。
「ほら、茜も足上げて。」
「おい、宮村、余計なこと言うな。おい、落ち着けお前ら。一旦、足下ろせ!!」
倉田と浅尾はまた顔を見合わせた。
「今日は、たくさん卒業生が来てるね。」
「そうだね。見学の子もいたしね。それに、安田って意外と人気なんだね。」
「倉田君・・・、意外って・・・。まぁでも、先生嬉しそうだったね。」
「あ、確かに。安田嬉しそうだったね。」
「なんか、ああゆうの良いよね。私も、卒業したら来れるかな。」
「蘭ちゃん・・・行こうよ!一緒に!皆で。」
「倉田君・・・。あっ、そういえば、倉田君、さっきなんて言おうとしたの?あの男の子にぶつかる前。」
「えぇっと、なんだったっけな・・・。あっ、蘭ちゃん、明日数学のテストあるよっ!」
今日も放課後の校内にチャイムが鳴り響いた。